ヨーロッパツーリング2013


〜社長サトウの旅日記


2013/6/13-25
HaneHon Freedom Euro Touring
Munchen 〜 Barcelona
Total 13日



ツアー 4日目〜6/16



6月16日

この村の朝は、教会の鐘で目を覚まされました。
4時でしょうか?
カランカラン鳴り響き目覚めてしまいましたが、また潜り込み眠るのですが、無理ですね〜!しょうがないので5時頃起きだし、外に出ると5時まで入口のロックが掛っていて窓から出たというSさんと髭のM2さんとM1さんがおり、一様に教会の鐘には参ったねと話をしていると、今度は6時の鐘が鳴り響きます。

するとホテルの脇道からツーリングギヤをきちんと着た年配のライダーがF650ファンデューロを押出してきて、エンジンを掛け雪をかぶった山の方向に走り去りました。

その内、皆が出てきてバイクの準備を始めたり、ご近所の店を窓からのぞきいろいろと話をしながら周囲を見ると、ここは相当標高の高い所のようです。
若さのYさんは、谷のサッカーグランドまで見に行ったそうです。
ピーターさんも出て来て朝食です。質素ですが盛り沢山の食材が並び、楽しみながら充分に食べますが皆さん少々お疲れの様子です。

今日のスケジュールはここからFurka 峠(2400m)に向かいます。
何とも急な登りで、当然ガードレール等上品な物は無く!初めての人は驚くでしょうが、慣れでしょうか?バイクに乗ったライダーが結構すれ違います。

当然GSが多く、ここでは最適だなと感じながらNewR1200GSを気持ちよく走らせて行きます。
我々のグループはK1600GT、R1200RT3台 R1200GS 5台 ガイドのピーターさんがR1200Rの陣容です。通過して来た道路を見下ろすと、下の方にぽつぽつとバイクが見られます。

2200mの峠を越え下に向かって、小さな町の小さなスタンドで給油し 2400mのFurka峠で休憩します。
そして、また下ってBingという町を通ってイタリーヘ抜ける峠(2000m)を通過し、深い谷を降りて行くような感じでイタリーへ入ります。ここまで来ると空気も陽気になり、光に満ちてカラフルに変わりました。

アウトストラーダに入って直ぐのPontettoで降り、高速から200m位の畑の中の普通の家風のレストランテの庭で昼食です。
メニューはピーターさん任せで、山の中なのに魚介類の天ぷら風が大皿山盛りに出され昼からパーティーの様子です。 
ご隠居、T社長、Iご夫妻、目黒のMさん、Sさん、M1さん、M2さん、Yさん等々
皆さん快晴の庭のテント下で、のんびり2時間イタリー風に昼食を摂り、午後のスタートです。

午後はオルタ湖に沿って南下し、ミラノの近郊を通過してBiellaに向かって走るのですがこの辺は小さな集落を通過して行くので、余りスピードが上げられず暑さには参りました。

また途中大勢歩いているので何のイベントだろう?と聞くと、多分近くの森の中でモトクロスイベントだろうとの事。のんびりした地方都市という感じです。

Astra渓谷に入って行くSS26は、ドーラ・バルティア川に沿って行くのですがツーリング帰りのバイクとすれ違うと、左手を下にさげて挨拶します。結構なスピードで飛ばして来るレプリカ系のバイクも、軽く手を下げて行くのが何ともカッコいいんですよ!
当然我々も軽く手を下げて挨拶を返します。ヨーロッパの挨拶はこれですよ! 

この道をアストラで右折しスイスに向かうと、モンブランの東側を通過してシャモニーへ行きます。このアオスタという町は、スイスのアルプスとイタリーのアルプスの間の渓谷にあり、この地方では中心都市のようです。

スアズ橋を渡り、急坂のワインディングを一気に1700mまで登った所に本日のホテルLe Chanceがあります。地下の駐車場に入り、荷物を持ってロビーに行きますが、我々以外にお客はいません。

来週から夏のシーズンがオープンするので、休暇中で我々は特別だと云う事ですがちょっと寂しいですね?

ここの庭からの眺望は何と贅沢なんでしょう!
3000m級の山々がアオスタ渓谷の向うに連なり、モンブランもその鋭い頂上が望めます。夕日を浴びたホテル側の山々に、冬はスキー場で賑わうゴンドラのワイヤーが更に上まで伸びております。

庭に仲間が揃ってきて、エマニュエル夫人風の椅子にかけようとしたSさんが勢い良すぎてひっくり返り大爆笑!
ひとしきりふざけた後、夕食がスタート。
気持良く食べて飲んでバタンキュウで本日も終了です。


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